経理の仕組みの見直しで、人材不足が解消できる可能性も
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油谷景子税理士事務所
新型コロナの影響により経営環境に大きな変化が生じ、当初立てた経営計画への影響も少なくないのではないでしょうか。
今回はそんな経営計画がテーマです。
【経営計画の分類】
一般に経営計画は、計画対象および計画期間によって次のように区分されます。
期間を計画対象とした「期間計画」
たとえば、一会計期間の売上計画、生産計画など。
特定の課題・プロジェクトを対象とした「個別計画」
たとえば、設備投資計画など。
計画期間による分類として、短期・中期・長期経営計画があります。長期と短期は相対的なものですが、一般的には
短期経営計画 …1年以内
中期経営計画 …3年以内
長期経営計画 …3年超
とされています。
【企業と経営計画】
経営環境の変化の激しい現代においては、具体的な内容のある中期経営計画を持っている企業は少数であり、3年以内の中期計画までにとどめている会社が多い傾向にあります。
経営計画の立案においては、外部の経営環境の影響を大きく受けますが、その的確な予測が困難であるからです。
コロナ禍にあっては、より一層予測の困難性を伴います。
中小企業の中には、経営計画自体を持たない会社も見受けられます。しかし、不安定な時代にこそ、中期経営計画は効果を発揮するものと考えています。
中期・短期経営計画の立案と見直しをして戦略的な経営を行っていきましょう。